北海道横断 2,000キロ! 日産電気自動車 日産リーフe+で走破 〜準備編〜

電気自動車

はじめに

日産電気自動車リーフで北海道を旅することにした。
飛行機で新千歳空港まで飛び、レンタカーもしくは電車で移動するのが一般的だとは思ったが、せっかくの電気自動車。
電気自動車の実用性はどれくらいあるのか試したくて、今回はあえてフェリーに日産リーフを積み込むことにした。

事前の調査

果たして電気自動車で北海道を旅することは可能なのか。
電気自動車はガソリン車と違い、途中で充電が必要となる。
ガソリンスタンドは、たとえ北海道といえど至る所にスタンドがあり、余程の僻地でない限り困ることはない。
ところが、電気自動車は別だ。
充電スタンドの数はガソリンスタンドに比べ少ないため、あらかじめどこに充電スタンドがあるのか調べておかないとガス欠ならぬ電欠という事態を招くことになる。
最悪の事態が起こった場合、ガソリン車ならJAFにお願いしてガソリンを補給して貰えば再び走り出すことができるが、電気自動車の場合そうはいかない。
充電設備を持った救援車が日本に何台かあるらしいが、それはほとんどあてにできない。
ということは、入念に下調べをし、絶対に電欠しない様にする必要があるわけだ。

まずは、工程を決め、走行距離とその道中にある充電設備を調べていくことにした。

事前調査の方法

行き先の決定

今回私は余市、札幌、根室に行くことにした。
あとは、GoogleMapで大まかに経路を設定する。

充電スタンドの検索

GoGoEV
普通充電や急速充電などの充電出力、道の駅やディーラーなど充電器がある施設など、細かく検索することができる。

日産純正アプリでチェック

NissanConnectEV
このアプリは日産リーフに特化しているだけあって、出発地と目的地を設定すると、高低差やエアコンの有無、運転の速度(急ぐ、普通、ゆっくり)などある程度精度の高いバッテリー残容量の予測をしてくれる。
特に高低差の情報は、峠などをドライブするときに非常に役立つ。
初めからこのアプリを使用できれば良いのだが、スマートフォンしか対応していないのと、アプリ自体まだ発展途上国なので使い勝手が今ひとつだからだ。
以上の理由から、純正アプリを使って充電施設まで本当に電池が持つか念には念を入れて最終確認する。

ZESP3での効率的な充電方法

従来のZESP2では定額で充電し放題だったので、どこでもお構いなく急速充電をしていたのだが、ZESP3ではそうはいかない。
半従量課金制だからだ。
正確にいうと、ある一定金額までは定額、それを超えると料金が加算されていく。
要するに、急速充電で充電し、定額部分を超えるとどんどん料金が加算されていく。
詳細は別記事にしてあるので、そちらを参照いただきたい。

前置きが長くなったが、少しでも効率よく(安く)充電するために、私は普通充電をメインでプランを組むことにした。
従来のZESP2は普通充電は従量課金制であったが、ZESP3は普通充電なら無料で充電することができる。
これはZESP3の大きなメリットである。

そこで、普通充電設備のある宿泊施設を優先的に選択し、チェックインからチェックアウトまでの間、夜通し充電することにした。
チェックインからチェックアウトまでの時間が15時間、普通充電の出力が3kWとすると
15時間 x 3kW/時間 = 45kW
私のリーフe+は62kWなので、この間で75%程度充電することができる。
逆にいうと、ホテル到着時の残量が25%程度ならば、チェックアウト時にはほぼフル充電となっている訳である。
しかも無料で・・・

もちろん、宿泊施設には充電設備がないところや、あっても充電設備が使用中であったり故障中であることが想定されるため、そうなった時のバックアップ作も同時に考えておく必要がある。

北海道の充電器事情

調査を進めるにつれ、心配していた充電器問題も少し安心できるようになった。
以下が、急速充電スポットである。

ご覧のように、主要都市や主要な観光地には急速充電器が設置されているので、よほどのことがない限り電欠で困ることはないであろう。

また、以下は普通充電スポットである。

こちらも主要都市や主要観光地の宿泊施設に多数設置されている。
これらの情報をもとに
・基本は宿泊地で普通充電
・足りなくなれば急速充電
との方針を立て、充電プランを立てていくことにした。

計画完了

今回は船で2泊、北海道で9泊、合計で11泊12日。
会社から長い休暇を頂いたので、そのほとんどを北海道で過ごすことになる。
私は北海道各地に親戚がいるので、墓参りと観光を兼ねて電気自動車の日産リーフで走るという無謀とも思える計画だ。

GoogleMapで経路を表示したのが以下の地図である。

このように、北海道をほぼ横断する経路となり、走行距離は約1,200キロとなる。
舞鶴港までの距離を合わせると、もっと距離が伸びるのではないかと予想しているが、それは上記の通りZESP3の急速充電を使用して対応しようと思う。

実際はもっと詳細に計画しているが、それはこの後の機会に紹介することにする。

終わりに

綿密に計画し、あとは出発を待つのみ。
出発前にはディーラーで定期点検をお願いし、万全の状態で旅することにしよう。

充電計画とは別の話になるが、北海道はかなり冷え込んでいるらしい。
旅行は10月後半なので気象情報を見る限りは積雪があるとは思えないが、それはあくまでも平地の場合だ。
北海道を横断したり、摩周湖などの観光地へ行こうとすると結構な高さの峠を超えることは珍しくない。
その峠で積雪がないかが若干心配だが今のところは大丈夫なようだ。

現地で気象情報を念入りに調査し、最悪、現地でスタッドレスタイヤに交換することも視野に入れて情報収集することにしよう。
次回に続く。

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