最近話題になっている電気自動車。
果たして自宅充電だけで運用できるのか。
日産電気自動車リーフe+(62kwモデル)を例に検証してみます。
電気自動車を検討されている方への参考になれば幸いです。
運用できます。
ただし、遠出をするときは工夫が必要になります。
外出先でバッテリーが少なくなった時に当然充電が必要になります。
ガソリン車だとスタンドに行って給油できますが、電気自動車ではそうはいきません。
工夫次第での運用とは?今回はその方法をまとめてみます。
リーフe+(62kw)の航続距離は?
通常の走行で、平均的な電費は7km/kwh 程度です。
ガソリン車の燃費とよく似ていますが、電気自動車では電費といい、1kw/hの電力でどれだけ距離を走れるかを表します。
電気自動車は電池を使っている特性上、バッテリーの温度が低い冬なると電気が取り出しにくくなり電費が下がりますが、今回は平均的な電費で計算します。
航続距離 = 電費 x バッテリー容量 = 7km/kwh x 62kwh = 434km
計算上はこうなります。
ただ、ギリギリまでバッテリーを消費すると精神衛生上良くありませんので、400km程度と考えるのが良いでしょう。
すなわち、片道200km程度なら外で充電することなく往復できるということです。
大阪から名古屋まで
東京から静岡まで
こう考えると、結構な遠出ができますね。
自宅での充電にかかる時間
通常、自宅充電の出力は3kwです。
e+は6kw充電もできますが、特別な設備を設置する必要があるため、ここでは一般的な3kw充電器で計算します。
バッテリーが全く空になった場合、充電に要する時間
充電時間 = バッテリー容量 / 充電器の出力 = 62kwh / 3kwh = 21時間
ただし、通常の運用ではバッテリーが空になることはまずないので、フル充電する機会はほぼないと言って良いでしょう。
50%を切ったところで充電するというのが通常の運用になると思います。
これなら、夜間の間に充電すれば朝になれば充電は終わっていますので苦になりませんね。
自宅充電は深夜料金を使うとさらにお得です。
バッテリーが空になるまで消費することは、寿命を縮めることになりますので絶対に避けたいところです。
遠出の時の充電はどうするのか?
走行中にバッテリー容量が少なくなった時には、外出先での充電が必要になります。
急速充電器を使います(有料)
日産販売店や道の駅、最近ではショッピングセンターやコンビニ等に急速充電器が設置されています。
では、費用はどれくらいかかるのかみてみましょう。
ZESP3 シンプルプラン
日産が提供している充電プランです。
大きく分けてプレミアムプランとシンプルプランの2つがあります。
プレミアムプランは定額制で基本料金がかかります。シンプルプランは月額基本料金は無料ですが、1回の充電料金は高くなります。
いざと言うときのために入っておくのがおすすめです。
料金:10分 500円
通常は30分なので、1回の充電で1,500円かかることになります。
ZESP3の料金体系
https://www.nissan.co.jp/EV/CHARGE_SUPPORT/ZESP3/
無料充電器
中には無料で充電できる神のようなスポットが存在します。
大阪では東大阪市役所
東京では東京都庁が有名です。
アプリで簡単に調べることができますので、これを利用しない手はありませんね。
過去のブログに使用方法を記載していますので、よろしければご覧ください。
ネットを使って便利に充電スポットを検索する方法
https://take-zoo.com/search_chargingspot
AEONでの充電
最近は充電設備があるAEONも増えてきました。
ここは、WAONカードがあれぼお得に充電できます。
料金:30分 300円
かなりお得ですね。
ただ、ショッピングセンターだけあって車が多く、充電スポットが埋まっていることがよくあります。
宿泊先の充電器
宿泊施設によっては無料もしくは格安で充電できるところもあります。
事前に調査し、そこで宿泊すると効率よく充電することができます。
シミュレーションサイトの活用
日産のサイトに料金をシミュレーションできるページがあります。
便利なページなので、いちど試してはいかがでしょうか。
https://www.nissan.co.jp/EV/RUNNINGCOST/
まとめ
- 片道200km程度なら自宅充電だけで運用可能
- 200kmを超える場合は急速充電を利用。
- 急速充電は、「無料充電器」 < 「AEONの急速充電」 < 「ZESP3 シンプルプラン」の順にお得
- 宿泊先に充電器があるなら、それを使用。
宿泊先に充電器がないか調査しながら旅を計画するのも楽しいかもしれませんね。
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