みなさんこんにちは! たけぞうです。
最近、「超高速充電器」が増えてきました。
とは言っても、「急速充電器」の数とは比べ物にならず全国でまだ数カ所。
「超高速充電」とは、概ね90Kwh以上の充電器を指し、普段よく使っている「急速充電器」は出力が40Kwh〜50Kwhなので、2倍近くの性能があることになります。
果たして「超高速充電器」は本当に「超高速」なのか。
実際に充電してみましたのでレポートしたいと思います。
写真が超高速充電器になります。
ケーブルは普段使用する50Kwh充電器のものより一回り太く、重量もかなり重いです。
女性が片手で扱うには無理があるように感じました。
それでは、早速充電してみましょう。
充電条件
使用した充電器
設置場所
日産プリンス三重販売 四日市本店
充電した車
日産リーフe+ 2020年型(62Kwh)
充電データ
LeafSpyを使用して充電中のデータを取得しました。
グラフにしたのが以下のものです。
結果 : 超高速なのは充電容量70%まで
リーフでは最大70Kwh程度の受入能力しかない
充電器の力がいくら大きくても受け入れる側が対応していなければ意味がありません。
リーフ(e+ 62Kwhモデル)は70Kwh程度の受入能力しかなく、90Kwhの充電器を使用してもその性能が発揮できないことになります。
40Kwhモデルは元々超高速充電に対応していないので、超高速充電器を使用しても50Kwh程度の制御がかかってしまいます。
充電容量60%から充電したのでは「超高速充電」にならない
充電直後には75Kwhに達し期待しましたがそれも束の間、すぐに充電出力は下がってしまいます。
何らかの制御がかかり出力が低下していったと思われます。
もっと充電容量が少ない状態から充電を行えば、最高出力が継続されたのかもしれません。
満充電に近づくほど充電効率は落ちる
自転車の空気入れをイメージすればわかりやすいと思います。
初めのうちはさほど力を入れなくとも空気はどんどん入っていきますが、空気圧が限界に近づくにつれて力を入れないと空気が入りません。
電気自動車の充電も同じで、満充電に近づくにつれ充電器はパワーを上げようとします。
充電器はどんどんパワーを上げていきますが、受け入れる車側にも限界がありますので、車の電池を保護するために充電器のパワーを制御しようとします。
その結果、充電する量はどんどん減っていくのです。
充電容量70%を超えると「急速充電」と同じ
上記の理由から、充電容量70%を超えると通常の高速充電器とほぼ同等の出力になり、「超高速充電」ではなくなってしまうことになります。
まとめ
- 対応してきる車種はe+(62Kwh)のみ
- 超高速充電(45Kwh以上)ができるのは70%程度まで。
- 満充電近く(85%以上)の状態で充電をするのは非効率。時間と充電料金の無駄です。
- できるだけ空の状態から充電を開始する。
いかがでしたか?
コツさえつかんでしまえば効率的な充電ができるようになります。
普通充電器を使うことのできる方はうまく組み合わせればさらに快適な運用ができますよ。
ちなみにZESP3では、普通充電機は無料となっています。
最近ではショッピングセンターなどにも普通充電きが設置されていることがあります。
うまく使い分けて、快適なEVライフを楽しみましょう。
それでは!
73&88
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